日本精神医学資料館(松沢病院)に行ってきました
こんにぴあ。KPメンバーで、淑徳大学と合同で、東京都立病院機構松沢病院の『日本精神医学資料館』に見学に行ってきました!明治大正からの日本各地の精神医学や松沢病院の歴史資料が収められています。2014年以降、資料館は現在の「旧保護病棟」に展示収蔵され、保護室なども当時のまま保存され見学できます。「患者も医療従事者も、差別や偏見・無知や不寛容な大変な社会背景の中で、その当時の最善を目指して患者中心の医療や社会復帰に取り組んでいたことが分かった」という意見や「現代は、変わってきたこともあるが、隔離収容などの様子は今も昔も変わらないこともあると感じた」という意見もありました。
貴重な資料はまだまだ収蔵されているそうで、スタッフの皆さんが手作りで展示されています。ぜひこの資料館を多くの方に知っていただきたい、そして、貴重な資料や建物を保存していただきたいと感じました。
今後改めて、KPメンバーでまた見学に行きたいと思います。
<KPメンバーからの報告です>
松沢病院 日本精神医学資料館に行って
2024年7月某日、世田谷区の京王線「八幡山」の近くにある都立松沢病院の中にある「日本精神医学資料館」に見学に行って来ました。淑徳大学総合福祉学部社会福祉科の伊藤千尋さんや学生さん、KP神奈川精神医療人権センターのメンバー計15名で見学に行って来ました。
病院の嘗ての夜間救急診療室、旧保護病棟だった建物に造られていました。保護室が目に付きましたがトイレに囲いのある部屋があり多少驚きました。全くプライバシーがない剥き出しの保護室のトイレとは違いました。当然格子のついた完全監視ですが。私の目に付いたのは電気治療の機械、拘束衣(松沢病院では使われていないということでした)、鍵の束等でした。また呉秀三さんが印象に残りました。
また解説してくださった方がリハビリを中心にまとまった長期入院も良かったのではないかとお話していたのが気にかかりました。
治療とは地域に出て初めて分かるような気がすると尾木は思っています。
精神医療の歴史が良く分かる様に展示、説明があって、行って良かったと思いました。
皆様お疲れ様でした。
KP 尾木眞也
呉秀三像の前で(右奥の白い建物が資料館です)
※日本精神医学資料館
定期開館日は 毎週月曜、火曜、木曜 (予約見学)
不定期会館は 水曜(予約見学)
開館時間はAM10:00~12:00 およびPM13:00~16:00
お問い合わせ先 : 都立病院機構松沢病院総務課総務G 03-3303-7211